つまらない日記よ
消耗がすごい、モヤモヤする、
私は無責任でいたい。
ずっと無責任に生きたい。
愛があれば無責任でもよいじゃない。
無責任という責任は持っている。
いつまでも大人になれないのだ。
やっと楽しめそうな職場、見つけたのに、もう飽きた。誰とも友達になりたくなくてたまらない。
笑顔で悪口を聞くたびに身体はどんどん老けていく。
魅力がない人とは一緒にいたくない。
そのこだわりで、きっと若さを保ってきた。いくらいばらの道であろうと魅力的な人にしか興味がないのです。
だから私はもっとがんばらなければいけない。
周りにいる人は自分の鏡だから。
絶対周りのせいにしないし、私のせいだと思う。全ては。
人の悪口を言いながらバランスを保ってダラダラ同じ場所に居続けるのならば、死んだほうがまし。
バイト③ 脳細胞を殺しにかかるユーロビート
ユーロビートが爆音で鳴り響く…。会話、雑音がかき消される。強い色と光で視覚が麻痺する。過度に鮮やかな仕掛けが、空間と感情をどんどんマット加工していく、、
実に不思議な空間。ここはディスコ?
いや、洋服屋です。
バイト③ 老舗衣料品店
店主の実名がでかでかと表記された洋服タグ、筆で描かれた店内の注意書き、海外スターへのメッセージが店内に貼られ、店主の恩人からの手紙が額縁に入れられて飾ってある。能面、日本刀、ちょうちん…
ぎしぎしに余白なく埋め込まれている、服!置物!貼り紙…!
歴史のある服屋でマヌカンをしている。
一風変わった店すぎて、これだけで情報量が半端ないのでこれ以上は触れない。
このように、バイト①では裸を売り、バイト②では服を売り、バイト③では心と女を売るのである。
自分の中にある色々なものを切り売りしてバイトしている。バイトとは、時間を切り売りするものとはよく言ったものだが、もう時間どころの話ではない。
少しの器用さで、大きく不器用な人生を送っている。
上記はあくまでバイトで、私には人生においての仕事がまだまだたくさんあるというのに…。
バイト② チクビ丸出し。
バイト②
私は今素っ裸。顔は無表情。多くの若者が私を見ている。
動けない。右足の太ももの付け根がぴきぴき痛くなってきた。
あと1分19秒がまん…
目線もはずしてはいけない。だんだん壁のシミが顔に見えてきたぞ。。
そう、私はデッサンモデル。
美術モデルともいう。
この時ばかりは私は"生身の人間の肉体"という"モノ"だ。いくら裸だからといって、何も奉仕はしない。その物体を物体として提供するのだ。
それはなんとも不思議なことで、真っ裸なのに誰も私のことをしらない。声も、笑顔も、喋り方も知られることはない。
ただひたすらに、私のシルエットからディティールまで、私が、私ですら見たことのない視点で凝視され、絵にされる。
良い、悪いとかではなく、とても面白いことだと思っている。写真モデルとは違い、絵でしかこの世に残らない。というのもロマンチックだと思っている。
すごく好きでもない、一生やる気もない、と思っていたけどきらいじゃなくて、もう何年もやっているバイトのひとつ。
夜の社交場とは真逆。さて、明日も朝早いので寝ます。
バイト①夜の社交場
バイト①
夜の社交場。
今夜も私はホステス。
ホステスになってしまえばなんでもいいの。触られても、バカにされても、ブスだと言われても、ちやほやされても。
ぜーんぜん私の方がうわ手なのだ、好きにしてくれ。そんなことより、人間(というかおっさん)のオフのモードを間近で見れるのは良い。仕事が終わり解放された場所でのお酒の場。実にだらしない。
みんなもともとはバカだしバカになりたいし甘えたいしエロい。
ちゃんとした姿でない人間のほうが何倍も安心するのだ。私は。自分がいつでも完璧じゃないし、完璧な状態つくろうとしていないからかな。みんなみっともないんだ。それでいいじゃない。水商売がきらいじゃないのは、こういう人間をまざまざと毎晩大量に見られるからなのかもしれない。
それを見ながら平気な対応ができる自分は、この人らよりうわ手なのよ、という思い込みお小さいプライドで、なんとかやっている。
こんなちょっとお高い社交場に来れる経済力で、昼間もお仕事。がんばってるなんて、よっぽど社会的にも自分より上なのだということはわかっているが、そんな理解力のある自分はいらない。
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↑こんなことを昨日ほろ酔いでバイト帰りに書いていたらしいが記憶にない。(メモに残っていた)
昨晩日払いで10000円ゲット(日払い限度額が決まっていて、残りは振込み)したことにより、やっとお財布の中に紙類のものが入った。
そして私は現在バイト③を終え、バイト②に向かっている途中だ。
私の94パーセント
どんな人間にも運命がある。生まれ育った環境、巻き起こる出来事、人。偶然?必然?そんなんどうだっていい。
全部ひっくるめてここでは"運命"と呼ぼう。
私は自分が何者かはわからない、ただ、これだけは言える。
「私は運命と遊んでいる。」と。
ん?
…いや、ただ生きてるだけか、そうか。
もうそれだけしか胸を張れないの。ただ運命とたわむれ、ただ、生きてる。それってすごいことじゃない?
地元に帰ったときに友人に聞かれた
「巻ちゃんは結局何やってるの?何になりたいのー?」
地元の無邪気な友人の質問は残酷だった。
東京に出てきてやっている私の理解しがたい活動に単純な、疑問をもっているだけなのだろうけれど、、
私は、答えた
「もう、なってるよ!これだよ!!………ただ、売れてない。食べれてないだけよ(笑)」
と。
私は自称アーティスト。売れてない。だからもう何者なのかもわからねぇ。
その友達は"売れてない"といった部分は聞こえないふりをしてくれた。
私は34歳。
もう、なりたかった者には、なっているのかな…?
"何か"を目指してたはずの私は、あらゆるものを手探りで手を出したあげく、それなりの小さな達成感を重ねた。あげくの今これよ。
そうなのか。そうだよね。
…だとしたらこんな現状あんまりだ。
34歳。私は今アルバイトを4つ掛け持ちしている。それなのに今お財布に入ってるお金は1000円を切った。銀行の残高は332円。先ほどカードローンの審査に落ちた。
10日遅らせてもらった家賃8万円の支払いが明日に迫っている。一カ月以上遅れている、別の借金の支払い額がたまって9万円になった。お財布の中は1000円を切った。
スイカのチャージが足りなくて改札で冷たく響く、ピーーー!。余裕がないぶん恥ずかしい。
繰り返します、
銀行の残高332円、借り入れさえできない身分、家賃の支払いができない、借金、スイカ、………………
そして恋人への借金まである。
どうしたもんか。
余裕がなく性格まで悪くなってきているのを最近は感じている。
もう文を書くしかないだろう。
また、手探りで"何者でもない自分"を完成させようとしてしまう、この事実はもうどうしようもないことだけれど、今が最低地点としたい。だから書く。
私が胸をはって唯一言える、「運命で遊んでいる人」という事実。
私はこの事実で遊ぶ。
なので、すべて匿名でこの人生を書き綴ることにした。生活事情も、金銭事情も、恋愛も。
私の全てを…とは言えないが、せめて私の94パーセントくらいのことを。
どうか誰も見ていませんように。